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ゲーム紹介
第9回 「真夏の女神たち その3」

ヒロインたちの魅力に迫る「真夏の女神たち」シリーズも3回目。今回は大人の魅力溢れる「羽子」と「優騎」にご登場頂くことにする。
本作におけるふたりのポジションは、これまで紹介してきた4人の少女たちとは、若干趣が異なっている。百花のようになりゆきに流されるわけでも、夏音や真綿のように自分の意志で積極的にゲームに関わっていくわけでもない。彼女たちの真意は未だ謎のままだが、要たちは、明らかに怪しいとは思ってはいても、彼女たちの同行を許容するしかない。

謎だらけ――危ういバランスの上で成り立ている“ゲーム”を、側面から支えているともいえる2人の女性。美貌を包む危険な香りが、彼女たちの魅力をよりいっそう引き立てているのだ。

 ▼要たちに語りかける羽子の視線はいつも
   優しい。勢い突っ走ってしまいそうになる
   要たちに、冷静な助言を与えてくれる。 
▲シスターをしていた頃、子供たちに本を読んで聞かせる羽子。羽子の話を子供たちがじっと聞いていることからも、彼女への信頼の高さが分かるだろう。
加藤羽子を表現するキーワード……それはやはり「元聖職者」になるだろう。穏やかな眼差し、説得力のある助言、そして少し心配性なところも納得できる。私利私欲を捨て、神に仕えることを選んだことがある女性なのだから当然だ……と。
同じ年上の女性であっても、この部分が優騎とは決定的に違う。
その本心は分からなくても、彼女の持つ雰囲気は要たちに大きな安心感を与えてくれるのだ。

羽子はいつも微笑をたたえている。それが本来の羽子の表情なのか、それとも本心を覆い隠すためのものなのかはわからない。
しかしあの優しい表情を向けられては、たとえその本心がどうあろうとも信じざるを得ないだろう。
そうさせる力が、あの瞳には宿っているように思えてならない。
「元聖職者」という安心感に加えて、さらにくっきりと浮かび上がってくるもうひとつの魅力――それは大人の色気なのかも知れない。
羽子の言葉に拒絶反応を示すのが夏音と真綿という事実も、この仮説を裏付けている気がするのだが……。

 ▲八方ふさがりとなった要たちの前に、
   絶妙なタイミングで現れた優騎。
   要たちはあっと言う間に
   主導権を 奪われてしまう。

掴み所がなく、ふわふわとした口調で要たちを煙に巻く優騎。その目的は本人曰く「ナイショ、です〜」。口の悪い夏音でなくとも「得体の知れない人」と言わざるを得ないキャラクターだ。

優騎は明らかに「何か」を知っている。それがこのゲームに込められた意味――ゲームマスターの意図なのかは分からないが、何らかの目的を持って要たちに接触してきたのは間違いない。
そんな立場では、我々が目にしている優騎が「本当の優騎」なのかどうかが分からなくなってくる。普段の優騎は演じられたキャラクターなのか?しかし、間違いなく断言できることもある。いま目の前にいる彼女が魅力的な女性である……ということだ。

時に男はだまされてみたくなる瞬間がある。後になってやってくるダメージが怖くないわけではないが、それを上回るスリリングな駆け引きの魅力――魔力に魅入られてしまう時があるのだ。
優騎の不自然な態度は、そんな危険な賭をしたくなるのに、十分な香りを漂わせていると言えるだろう。本当の優騎はどんな女性なのか?彼女の本心に迫ることができるのは、リスクをものともしない賭の勝利者たちだけだ。

    ▲怪しさを隠そうともしない優騎は、
      夏音や真綿とソリが合わない。
 
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