ホーム > ゲーム紹介 > 第14回 「ゲーム攻略・第三回」
ゲーム紹介
第14回 「ゲーム攻略・第三回」
攻略記事の第三弾は、第五章から第七章まで。
鍵を握るキャラクターたちも次々に登場し、物語はいよいよ佳境を迎える。
バッドエンドに直結する選択肢も存在するので、プレイには注意が必要だ。
・直前のテキスト
中嶋真綿「…っくしゅん!」
逢坂要「ちょっとこっちへ来い」
中嶋真綿「な、なに?」
逢坂要「いいから、ちょっと来い」
猫の子みたいに警戒している真綿の手を引いて、お互いの額をくっつけた。
中嶋真綿「あ、ちょ、ちょっとぉ!」
夏の、匂いがした。
小さい真綿からは、ほのかに夏の匂いがした。
汗、緑と土、空──それ以外の何か。
逢坂要「熱はないな。少なくとも、今は」
逢坂要「さっきは、どこ行ってたんだ?」
中嶋真綿「明るくなったから、近くを見て回ってただけ」
・通常選択肢
「面白いものでもあったか?」 中嶋真綿+1
「無駄に元気だな、お前は」 ポイント増減なし
・直前のテキスト
五十嵐夏音「どれくらいかかるのよ?」
矢沢百花「まだ、かなりかかるよ。着くのは午後かな」
中嶋真綿「なんて人だっけ? 次の鍵の持ち主」
・情報合成分岐
「日浦友哉だ」 ポイント:+5 中嶋真綿+1
「三浦和也だ」 ポイント:−5
「…誰だっけな」 ポイント:−5 中嶋真綿+1
・直前のテキスト
加藤羽子「………あ」
夢中で語っている羽子さんに、みんなの視線が集中していた。
加藤羽子「ご、ごめんなさいね。変な愚痴こぼしちゃって」
人には、色々と悩みがあるらしい。
加藤羽子「ともかく。百花さんはダイエットする必要なんてない気がするわ」
加藤羽子「ねえ、要君?」
百花は特に太っているようにも見えない。
いらぬ心配のように思えなくもないが。
・通常選択肢
「昔から百花はよく食べるから」 矢沢百花+2
「本人が気になるんなら……」 五十嵐夏音−1
・直前のテキスト
五十嵐夏音「そんなの納得できないっ! こんなの、まだゲームオーバーじゃないってば!」
芹沢優騎「そうですよねー。私は夏音さんに賛成ですよ」
芹沢優騎「とりあえず、もう少し調べてみてはどうでしょうか〜?」
加藤羽子「それで何もわからなかったらどうするの?」
逢坂要「その時は、その時ですね。時間を無駄にしてしまったなって。そう思いながら帰りますよ」
五十嵐夏音「要、アンタ……」
加藤羽子「要君、あなたも続行派ってこと?」
逢坂要「まあ、そういうことですね。まあ、調べてみて駄目なら、潔く諦めますよ」
逢坂要「今さら多少無駄骨を重ねても、それほど違いはないですし」
中嶋真綿「ボクもやだよ。こんなとこで終わりになるのは」
五十嵐夏音「でしょ? やっぱりゲームを続けなきゃ」
真綿という味方を得て、夏音は少し元気を取り戻したようだ。
百花と羽子さんは中止派。
夏音と真綿と優騎さんは続行派。
俺もとりあえずは続行派だ。
だが、多数決で収まりがつくような状況ではない。
・通常選択肢
適当な結論を出して様子をみる。 五十嵐夏音−1
ゲーム続行で話をまとめる。 五十嵐夏音+1
・直前のテキスト
結局、俺と百花だけが残った。
逢坂要「‥‥‥‥」
矢沢百花「‥‥‥‥」
二人で居残ったものの、何をどこから手をつけてよいものか頭が回らない。
しばらく互いに黙り込んでいたが、沈黙に耐えかねた俺が、先に口を開いた。
・通常選択肢
「いいのか、百花?」 五十嵐夏音+1
「何を隠してるんだろうな…」 ポイント増減なし
・直前のテキスト
矢沢百花「ね、ねえ、かなちゃん。その前に一度電話してもいいかな…」
矢沢百花「まだ、もう少しだけ時間あるよね?」
百花は誰に電話をしようというのか。羽子さん……それとも優騎さん?
いや、今の状況で百花が電話をしたい相手なんて──
・情報合成分岐
『五十嵐夏音+携帯電話』 ポイント:+5 矢沢百花+1
『五十嵐夏音のみ正解』 ポイント:−5 矢沢百花−1
『携帯電話のみ正解』 ポイント:−5 矢沢百花−1
『有田玲子+携帯電話』 ポイント:−5 矢沢百花−1
『中嶋真綿+携帯電話』 ポイント:−5 矢沢百花−1
『芹沢優樹+携帯電話』 ポイント:−5 矢沢百花−1
『加藤羽子+携帯電話』 ポイント:−5 矢沢百花−1
・直前のテキスト
矢沢百花「あっ、見て、かなちゃん」
いつの間にか、また立ち上がって窓にへばりついていた百花が俺を呼んだ。
百花が指差した方向には、ポツポツと灯りがともっている。
おそらく陸地にあるであろう、それらの灯りは優しい光を放っていた。
矢沢百花「夜の海もなんだかいいよね」
逢坂要「ああ」
矢沢百花「昔も一緒に海を見たことがあったよね」
・通常選択肢
「そんなことあったっけ?」 矢沢百花−1
「ああ、憶えてる」 矢沢百花+1
・直前のテキスト
矢沢百花「あっ…ねえ、かなちゃんって、なっちゃんのことまだ怒ってるの?」
逢坂要「何でそんなこと聞くんだよ?」
矢沢百花「だって……」
逢坂要「もう気にしてないよ」
矢沢百花「ねえ……、かなちゃんはなっちゃんのこと、どう思う?」
逢坂要「え? どうって…?」
矢沢百花「私にとって、なっちゃんは友達、すごく大切な友達だけど」
矢沢百花「かなちゃんは、なっちゃんを、どう思ってるのかなって……」
逢坂要「そうだなぁ……」
・通常選択肢
「悪いヤツじゃないとは思う」 矢沢百花+1 五十嵐夏音+1
「子供っぽくて付き合いにくい」 ポイント増減なし
「百花の友達…かな」 矢沢百花+1
・直前のテキスト
逢坂要「どっちかを選ばなきゃいけないのか?」
矢沢百花「だって離婚するわけだから。私は二人の子供だけど…」
矢沢百花「二人は他人に戻っちゃうんだし」
逢坂要「‥‥‥‥」
百花は当然のことを言葉にしているだけなのに、それが納得しがたい不条理のようで、やるせない思いがこみ上げた。
逢坂要「……何ともならないのか?」
すべてをさしおいて逃げ去った俺が口にできる精一杯の言葉だった。
矢沢百花「何ともならない」
矢沢百花「でも、その方がいいのかも。私だけのために、無理して一緒に暮らし続けるよりも」
逢坂要「……百花」
情報合成分岐
『百花の事情』 ポイント:+5 矢沢百花+2
『その他』 ポイント:−5
・直前のテキスト
逢坂要「……もうこんな時間か」
気がつくと時刻は深夜になっていた。
いつの間にか、ずいぶんと時間が経ってしまっていたようだ。
逢坂要「夜行列車に乗るなら、もうじき出発する頃だな」
百花が一瞬、何かを期待するかのように俺の顔を見つめた。
・情報合成分岐
『携帯+夏音』 ポイント:+5 矢沢百花+1
『その他』 ポイント:−5
・直前のテキスト
窓の外は暗い海。
何もかもを飲み込んでいくかのような、漆黒の闇。
漁船らしき海上の灯りに、なぜかホッとする。
闇の向こうには何があるんだろうか。
船の進む先には港がある。
俺たちの進む先には何があるのか。
それとも、何もないのか──
矢沢百花「ん……ふっ……」
百花の微かな寝言。
寝返りをうって、赤ん坊のように手足を丸める。
空調の効き過ぎか、少し肌寒い。
・通常選択肢
「毛布をかぶって寝なおす」 ポイント増減なし
「外の空気を吸いに甲板へ出る」 矢沢百花+1
・直前のテキスト
逢坂要「夏音や真綿がいないと、どうも何かが足りない気になるな」
矢沢百花「えっ……?」
逢坂要「あ、いや、深い意味はないぞ。ただ、賑やかなやつが二人も抜けると……な」
矢沢百花「かなちゃんは、私と二人きりの状況に不満があるんだ?」
百花がいたずらっぽく微笑みながら俺をからかう。
・通常選択肢
「別に不満なんかないさ」 矢沢百花+1
「ちょっと不満かな」 矢沢百花+2
・直前のテキスト
矢沢百花「かなちゃん、お腹へってないの?」
逢坂要「正直なとこ……減ってる」
矢沢百花「それならフェリーで買ったパンとお菓子があるよ」
逢坂要「そりゃ、ありがたい。手際がいいな」
矢沢百花「何日も旅行してるんだもの。私だってちょっとは考えるよ」
百花はバッグの中から、パンといくつかの菓子を取り出した。これだけあれば、何とか空腹は満たせそうだ。
矢沢百花「でも……今あらためて思ったんだけど」
逢坂要「なんだよ」
矢沢百花「私たちって、ちゃんとしたご飯、食べてないよね…」
・情報合成分岐
『ダイエット』 ポイント:+1 矢沢百花+1
『その他』 ポイント増減なし
『有田玲子』 ポイント増減なし
・直前のテキスト
有田玲子「あ、時間のことはもう気にしないで」
逢坂要「どういうことですか?」
有田玲子「せっかく遠くから来てくれるんだから、ちゃんと相手しろって、母さんがうるさくってさ」
有田玲子「出発を無理矢理、明日の朝まで延ばされちゃったのよ」
逢坂要「そうなんですか? すみません、俺たちのせいで…」
有田玲子「いいの、気にしないで。実際その通りだと思ったし」
時間延長はありがたい限りだ。
だからといって夕方まで居座ることもできないが、ともかく心にいくぶん余裕ができた。有田玲子「じゃあ、本題に入ろっか。私に聞きたいことあるんでしょ?」
逢坂要「え、ええ。それじゃあ……」
・情報合成分岐
『千花』 ポイント:+3
『箱のゲーム』 ポイント:+3
『千花のメール友達』 ポイント:+3
『有田玲子』 ポイント増減なし
『サマーキャンプ』 ポイント増減なし
『日浦友哉』 ポイント:+3
『その他』 ポイント:−1
・直前のテキスト
逢坂要「もうこんな時間か…」
矢沢百花「玲子さんの家を出たのが夕方だったから」
ようやく落ち着きを取り戻していた百花が、俺の独り言に返事した。
矢沢百花「うん、外はもうすっかり暗くなっちゃったね」
朝から何かと慌ただしかったので、この移動時間を利用して、今日の出来事を考えてみることにする。
・情報合成分岐
『花柄の封筒』 ポイント:+5
『コートを着た男』 ポイント:+5
『矢沢千花』 ポイント:−1
『日浦友哉』 ポイント:+1
『有田玲子』 ポイント:+1
『その他』 ポイント:+1
・直前のテキスト
矢沢百花「でも…いったいどうやって千花と知り合ったのかな?」
逢坂要「千花から聞いたことは? 声楽家の友達がいたとか…」
矢沢百花「そんなの聞いたことないよ。本当にこの子なのかな…」
百花が困惑した表情で画像を見つめる。
日浦友哉はゲームメーカーの可能性もある、重要人物であるはずだった。
それがこんな小学生だったとは……
にわかに信じることができないのも無理はない。
本当にこの少年は千花と関わりがあるのか?
千花に手紙を送った少年なのか?
この少年が、あの古びた封筒の差出人であったりするのだろうか?
彼と千花との接点がわかれば…。
・情報合成分岐
『サマーキャンプ』 ポイント:+10
『その他』 ポイント:−5
・直前のテキスト
逢坂要「しかも使われていた封筒は俺たちに送られてきたものと同じ封筒でした」
加藤羽子「それもそうよね……。でも、やっぱり記憶にないわ」
プロフィールの年齢からすると、5年前の日浦友哉は小学生低学年ということになる。
プロフィールからうかがう限り、その頃はさして有名人だったわけでもなさそうだ。
キャンプに参加したその他大勢の中の一人として溶け込んでいた可能性は十分にある。
羽子さん以外にサマーキャンプのことを知っている人がいればそのことを確認できるかもしれない。
あるいは、日浦友哉と別のつながりを探るか。
例えば小学生の知り合いとか…。
・通常選択肢
『有田玲子+携帯電話』 ポイント:+10
『有田玲子+日浦友哉』 ポイント増減なし
『日浦友哉+中嶋真綿』 ポイント:−5 中嶋真綿−1
『その他』 ポイント:−5
・直前のテキスト
俺は迷っていた。
夏音の言い分には根拠がない。
羽子さんの主張はもっともだ。
かと言って、ここまで続けてきた旅を目的も果たさずにやめるのは本意ではない。
いつの間にか、やめたくない気持ちから、続けるための言い訳を探している自分がいた。確かに旅を続けることで危険な目に遭うかもしれない。
しかし、旅をやめれば安全なのか。
例えば百花の恐れる、あの男はどうなのだろうか?
百花の恐怖心を煽るかのように、百花の前に現れては消えていく、あの男──
・通常選択肢
『コートを着た男』 ゲーム進行
『その他』 バッドエンド「勇気ある撤退」へ
※『コートを着た男』を3回連続選択しないとバッドエンドへ
・直前のテキスト
ノックの音がした。
間違いない、空耳じゃない。
逢坂要「……誰ですか?」
この時間に部屋を訪れるなど少し配慮に欠けた行為だが、とりあえず丁寧に返事をしてみた。
返事は返ってこない。
逢坂要「何だってんだよ……」
よからぬ想像をしてしまいそうになるのをこらえて、わざと強気な言葉を声にした。
・通常選択肢
無視を決め込む ポイント:−10
ドアを開けて確かめる ポイント:+10
※以下「真綿との対話」へ
・直前のテキスト
中嶋真綿「とにかくさ、明日はラスボスだか中ボスだかとご対面ってワケね」
逢坂要「まあ、そういうことだ」
真綿はこれまでゲームを止めようとしたことは、一度もない。どこまでも諦めない。
だからといって夏音のように不自然なくらいに執着しているわけでもない。
俺たちと違ってゲームの裏側を覗こうともせず、ただ「幸せ」を求めて立ち止まることをしない。
真綿の顔の向こう側、暗い窓に映し込まれた自分の姿に象徴的なものを感じる。
中嶋真綿「ねえ! ボクの話、ちゃんと聞いてる?」
・通常選択肢
「ああ、聞いてるよ」 中嶋真綿+2
「すまない、聞いてなかった」 中嶋真綿+3
・直前のテキスト
五十嵐夏音「だったら、海にでも行って少し遊んでからにしない?」
逢坂要「はぁ〜? 海に?」
五十嵐夏音「まあ、アレよアレ、ひとつ景気づけって感じでさ」
少しぎくしゃくしてきたムードを盛り上げようという夏音の思惑も理解できるが……
果たして、そこまで羽目を外してもいいものなんだろうか。
五十嵐夏音「ね、いいと思わない?」
五十嵐夏音「1、2時間遊んだって、お昼前には終わるだろうしさ」
俺の意見はともかくとして問題は百花だ。
果たして百花が海に行くことを承諾するだろうか。
・通常選択肢
『海に行く計画』 ポイント:+1 五十嵐夏音+2
※以下、海水浴シナリオ
『その他』 ポイント:-1
・直前のテキスト
五十嵐夏音「じゃあ、全員揃ったことだし、何して遊ぶか決めよっか」
逢坂要「何もみんな一緒でなくていいだろ」
逢坂要「一人でゆっくり泳ぎたい人もいるだろうし」
五十嵐夏音「ビーチバレーなんかどう? あっちに本格的なネットまではってあるし!」逢坂要「いいから俺の話を聞けよ」
五十嵐夏音「なによ? 海って言えばビーチバレーじゃない」
・通常選択肢
みんなでビーチバレーを楽しむ。 五十嵐夏音+1
各自、自由行動にする。 ポイント増減なし
・直前のテキスト
逢坂要「で、先にメシにするんだっけ?」
五十嵐夏音「うん。どこにしよっか?」
中嶋真綿「ボクあんまりお金ないよ」
五十嵐夏音「アンタの意見は却下!」
中嶋真綿「えーっ! ひどいぞー!」
五十嵐夏音「うるさいってーの」
加藤羽子「そうね、お蕎麦なんかどうかしら」
中嶋真綿「おばさんくさーい」
加藤羽子「‥‥‥‥」
芹沢優騎「えーっとぉ、どうしましょうかぁ〜?」
・情報合成分岐
適当に近くの店に入る。 ポイント増減なし
蕎麦屋に入る。 五十嵐夏音+1
・直前のテキスト
日浦友哉「まあ適当に座ってよ」
逢坂要「あ、ああ…」
楽屋の奥には丸テーブルと六人分の椅子が置いてあった。
日浦友哉はその内の1つに腰を下ろし、気取った感じで足を組んだ。
日浦友哉「どうぞ」
軽い言葉で早く席に着けと俺たちを促す。
俺たちは少し顔を見合わせて尻込みしたものの、やがて観念して腰を下ろした。
日浦友哉「で、なに?」
逢坂要「聞きたいことがある」
口調は少し荒くなった。
子供のくせに態度の横柄さは筋金入りだ。
さっきの歌声からは想像もつかない。
・情報合成分岐
『箱のゲーム』 ポイント:+10
『手紙』 ポイント:+10
『花柄の封筒』 ポイント:+10
『その他』 ポイント:−1
・直前のテキスト
日浦友哉「ダメだね。僕ら声楽家にとって声は大事な商売道具なんだ」
日浦友哉「だから無駄遣いはしないよ。分からないならゲームはここまで」
逢坂要「‥‥‥‥」
日浦友哉「あと、乱暴なことは考えない方がいいと思うよ」
日浦友哉「大声ひとつで警備員がやってくるからね」
日浦友哉「そういうエンディングがお望みなら、僕はそれでも構わないけどさ」
このまま言いなりになることもないとは思うが、だからといって馬鹿にされたまま引き下がるのは納得いかない。
さて…、どう答えたものかな。
・通常選択肢
照明の向かいの席と答える。 正解:ゲーム進行
センター長の向かいの席と答える。 不正解:バッドエンドへ
母親の向かいの席と答える。 不正解:バッドエンドへ
ピアノ奏者の向かいの席と答える。 不正解:バッドエンドへ
・直前のテキスト
日浦友哉「そんな……ま、まぐれだ!」
芹沢優騎「違いますよ〜」
芹沢優騎「いいですかぁ? ちゃんと見ててくださいね〜」
優騎さんは、今しがた解いたパズルをまた元の状態に戻してから、再び分解した。
流れるような手際で、一瞬のためらいもない。
優騎さんがパズルをテーブルに置く。
絡み合っていたはずの歯車と、立方体の箱が、見事別々に分かれていた。
日浦友哉「そんな……それは僕が3日かけても解けなかったのに…」
逢坂要「ともかく勝負は俺たちの勝ちだ。約束を守ってもらおうか」
日浦友哉「ああ……それがルールだからね」
・情報合成分岐
『鍵』 ポイント:+5
『箱のゲーム』 ポイント:+5
『その他』 ポイント:−1
・直前のテキスト
日浦友哉「千花お姉ちゃんが死んじゃったなんて…」
矢沢百花「ねえ……」
日浦友哉「な、なに…?」
矢沢百花「よければ、千花とどんな関係だったか話してもらえるかな?」
日浦友哉「‥‥‥‥」
しばらく考えた後、日浦友哉はとつとつと古い記憶を確かめるように、千花とのことを語り始めた。
日浦友哉「千花お姉ちゃんとは…」
日浦友哉「千花さんとは、サマーキャンプで出会いました」
玲子さんの情報が裏付けられた。
やはり日浦友哉もサマーキャンプの参加者だった。
・情報合成分岐
『加藤羽子』 ポイント:+10
『日浦友哉』 ポイント:+10
『サマーキャンプ』 ポイント:+10
『矢沢千花』 ポイント:+10
『その他』 ポイント:−1
・直前のテキスト
日浦友哉「じゃあ聞くけどさ」
日浦友哉「プレイヤーとして選ばれた基準っていったいなんだったんだろうね」
逢坂要「さあな……それがわかりゃ、ここまで苦労してないさ」
日浦友哉「今のところプレイヤーは誰と誰?」
俺と百花、それに優騎さんと真綿が手を挙げた。
日浦友哉「あれ、四人もいるんだ? ふ〜ん…そうなんだ」
からかうような言葉遣いに、どことなく不安を感じる。
ここにきて日浦友哉が俺たちにからんでくる理由がわからない。
俺はそもそもの成り行きから改めて考えることにした。
そもそも、俺がこの旅に出ることのきっかけとなったものは何だっただろうか。
・情報合成分岐
『要に届いた手紙』 ポイント:+10
『百花に届いた手紙』 ポイント:+10
『謎めいた鍵』 ポイント:−1
『矢沢千花』 ポイント:−1
『その他』 ポイント:−1
・直前のテキスト
幸せを分けてくれたあなたに、新しい幸せが手に入りますように。感謝を込めてこの手紙を送ります。
同封の鍵を持って指定した人に会ってください。
鍵を6つ集めれば願いの叶う幸せの箱が開きます。

百花に届いた手紙の文面で初めて、鍵を集めることを指示されている。
このことからして百花は確実にプレイヤーだ。
そして、百花とともに行動するよう指定された俺もプレイヤーと考えていいかもしれない。
百花と二人一組で行動するプレイヤーだ。
一方で、手紙を受け取った他の人物はどうだろう。
鍵を受け取りにきた相手へ鍵を渡すように指示されている手紙を受け取ったのは、現在判明している限りでは日浦友哉と──

・情報合成分岐
『加藤羽子+有田玲子』 ポイント:+10
『その他』 ポイント:−1
このページの先頭へ