■ 登場人物 ■
『 桜庭 鈴花 』

会津の片田舎で剣道場の娘として生まれる。父から剣を教わっていたこともあり、女ながらに幼くして剣の才能を開花させるが、ある日、突然父が書き置きを残して家を出てしまう。鈴花は仕方なく道場を閉め、再婚した母の後釜として会津藩主松平容保の義姉、照姫に仕える。だが、剣で身を立てるという夢を捨てきれない彼女の胸の内を知った照姫のとりなしで、壬生浪士組へ入隊する。