〜 駄文 〜

 どうも。いくら待てども恋華バトンが回ってこない寺山です。

 いやぁ、マジでお久しぶりです。恋華の発売から、もう1年ですか。寺山も昨年の12月は万感の思いで22日を…………迎えられることもなく、仕事漬けのまま気が付けば1周年を迎えていました。いつの間にやら、寺山がひとつのプロジェクトだけを見る立場から、社内すべてのプロジェクトをまんべんなく見る立場に変わってしまっていたこともあり、てんやわんやの状態で新年を迎えてしまいました。今後も今のままの状況なら、『幕末恋華・新選組』がディレクターとして最後の作品となりそうです。

 生涯いちディレクターを標榜していた寺山にとっては、かなりの転機だったわけですが、最後の作品が恋華だったというのは、ある意味良かったのかもしれません。これが大失敗作だったりしたら、今でも未練たらたらだったことでしょう。まあ、そんなことを言いつつも、舌の根もかわかぬ内にディレクター復帰を果たしていることがあるかもしれませんが、その時はまたお買い上げよろしくお願いします(笑)

 でも、本当にありがたいですね。発売して1年も経ったというのに、まだ応援してくださるファンの方々がおられるということには心から感謝してます。よくよく考えてみると、ドラマCD、アンソロジー、短編集と、昨年はあれこれ細々と恋華のお仕事もしていたわけですが、ああいったかたちでCDや単行本を出してくださる各社様、そしてなにより、そのような展開を統括してくださったD3・パブリッシャー様のお陰で、今の状況があるのでしょう。

 ドラマCD、短編集はゲームの外伝的位置付けで、プロット作成からシナリオ監修までお手伝いさせていただきましたので、かなりの時間を割いて協力させていただきました。一方で、アンソロジーなどについては恋華ワールドの“お祭り”と位置付け、こちらからの監修は呼称の遵守など、あえて最低限におさえて各作家さんの自由な表現を尊重しました。前者を重視し後者を軽視しているわけではなく、そうした方がゲームの内容に縛られない、より自由な作品世界ができあがるものと期待したからです。短編集に関してもプロット作成についてはこちらからアイデアを提供するなど、深く協力させていただきましたが、出来上がった文章そのものについては、出来る限り館山さんの書かれた原文のままとなるよう配慮したつもりです。ブリッジの名前で制作するゲームではなく、あくまで館山さんのお名前で出される書籍であるわけですからね(個人的には武田の話を採用していただけただけでも満足です)。

 そんなこんなで、1周年なわけですが、実はTokoさんから記念画像を1周年直前にいただいていました。トップにある画像が、まさにその1周年記念画像なんですが、忙しさにかまけて今まで放置プレイになってました……Tokoさん、ゴメンなさい(記念画像を大きなサイズで見たいという方は、以下のリンクをクリックしてください)。

  【1周年記念画像】
  ⇒JPEG画像ですが、かなり大きいです。

 今後も、もしヒマがあればここに駄文を書き連ねていこうかと考えていますが、なにか寺山に語って欲しいというネタなどあれば、ご自分のサイトのブログなどでリクエストしてみてください。運よく寺山が目にすることがあれば、この場をかりてお話しさせていただくこともあるかもしれません(笑)

 それでは、本年もよろしくお願いいたします。


2006年1月6日 ディレクター 寺山 宗宏