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宴も終わり…

2008.01.21

イラスト 17.jpg 昨日は恋華のイベント昼の部に顔を出させてもらいました(席は2回最後列の中央です)。今回、寺山は各出演者さん方がキャラとして話す台詞全般を監修させていただきました。開演時の注意から登場時の台詞、さらに寸劇、朗読劇に至るまで、ありとあらゆる台詞を監修させていただいたわけですが、朗読劇などは特に時間がかかったように思います。今回のイベントではどんな風に演じられるのかと思い、興味深く拝見させていただきましたが、朗読劇はともかく寸劇のアドリブはかなりすごかったですね。大笑いさせていただきました。

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 なお昨日のようなイベントが催されることについて、寺山は特に問題があるとは考えておりません。恋華をプレイしたファンの方々が違和感を抱かないよう、用意されるキャラ台詞、劇台本を監修して当日に備えた後は、いち個人としてごく普通にイベントを楽しませていただくというスタンスです。人には人それぞれの楽しみ方があるはずですし、そんな楽しみ方を否定したりすれば、本当に何様だよということになります。たとえ自分の書いたシナリオがその場のアドリブで脱線し無視されようとも、舞台劇には観客の反応を読んだ独自の判断が求められることでしょうから、そこで「キャラが違う」などといったことは一切申しません。もしもあれが、ドラマCDの公開録音であったなら猛抗議するでしょうが、結局はケースバイケースですね。自分が書いた台本を読まれることは相変わらず恥ずかしくて仕方ありませんが、声優さん達のフリートークなどは、何のしがらみもなく心から楽しませていただきました。うまく話をまとめられなくて申し訳ないですが、少なくとも寺山は許された範囲において我々が築き上げた恋華の世界を守り続けていきたいと思います。

 ところで寸劇において相馬が自分の流派を「示現流」と言い切ったことに対し、「おや?」と思われた方はいらっしゃいませんでしょうか? 実際には諸説あって定説はなかったものと思いますが、寺山が設定した恋華では、相馬の剣流派を笠間藩の示現流としてあります。それで、猿叫という示現流独特の叫びをやってもらった結果、あの「キエェェェェイ」という寸劇での絶叫が生まれたわけです。陸奥や辰巳ならともかく、控えめな相馬役の松風さんはやりにくいのでは……と危惧してましたが、のっけからおはスタ番長並みのテンション全開で心配することなど何もなかったですね(もはや相馬でも何でもありませんでしたが、まあそこはイベントということで)。朗読劇では夢オチというオチに諏訪部さんのダメ出しを受けてしまいましたが、夢オチじゃなければ、そもそもあんな内容の話なんて寺山は書きません(笑) お祭り仕様のはっちゃけた内容(主人公大モテ状態)にしたので、夢オチは確信犯です。夢オチと言えば……いえ、これはまたの機会にお話しすることでしたね。ともかく、みなさんに笑っていただけたようなら、寺山としても本望です。

 このようなイベントを開催し、我々をご招待くださったディースリー・パブリッシャーの皆様、そして寒空にも関わらずイベントにご参加くださったすべての皆様に、この場をかりてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。今後、またこのようなイベントを開催していただけるようなゲームを生み出すべく、開発を続けてまいりたいと思います。