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恋華の宴・寿を終えて…

2008.01.22

まず最初に…。
寒い中足を運んで頂いたファンの皆様と、キャスト・スタッフをはじめとする関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。本当に有り難う御座いました。寺山Dと加藤女史による細かいレポにあるように、大変充実した楽しいイベントでした。

会場を包み込むファンの皆様の熱い声援の中、私はぼんやりと制作に費やした日々の事を思い出していました。苦しい事・悲しい事、意識が遠のいてしまう程洒落にならないスケジュールに絶望した事も全て。このイベントの終了でやっと…私の中でそれら全てが「思い出」になった気がしました。

我が子の成長に目を細める親の気持ち…とで言いましょうか。少しだけ気持ちが軽くなって、でも、どこかすこし寂しくて…そんな気分でED曲「願ひ華」を聴いていました。私が担当した「幕末恋華」シリーズの歌曲の中で、個人的に一番難しい曲だと思う「願ひ華」を、吉野さんはしっかりと歌い上げてくれました。レコーディングからこのイベントまで、随分練習してくれたのが手に取るように分かり本当に感激でした。OPの宮野さんも、ライブならではのワザを盛り込んで最後まで力強く歌い上げてくれて…レコーディングの時も感じましたが、歌う事の難しさや怖さを知ってなお、この人は歌う事が好きな人なんだなぁ…と改めて実感させて頂きました。お二人とも本当にお疲れ様でした。

イベントパンフをご覧の方には既にばれちゃってますが、私、今年の夏で40歳になります。この先いったい何曲の作詞・作曲が出来るか正直想像も出来ませんが、「幕末恋華」シリーズの制作に参加出来た事は、ファンの皆様の暖かい拍手と一緒にいつまでも忘れる事は無いと思います。いい経験をさせて頂きました、本当に心から感謝致します。

と、一気に「引退」みたいな空気にしておいてなんですが、これからもファンの皆様に向けて不器用ながら全力で真っ直ぐに…心と記憶に残る作品を作り続けていきたいと思いますので、どうか引き続き暖かい叱咤激励をお願い申し上げます。

本当に皆様、お疲れ様でした。
そして本当に有り難う御座いました。